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お知らせ

火力発電設備運用制御システム用の制御盤出荷数が累計9,000面突破
長崎工場で自社製造、ベトナムのフーミー発電所向け制御装置更新工事で

◆ 1993年にエレクトロニクス工場を竣工、設計・製作・検証を通じて高度インテグレーション
◆ 受注から現地引渡しまでの全プロセスを通じて顧客ニーズ密着ソリューションを提供

2019年8月21日発行

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は8月8日、主に火力発電設備の運用制御システム用として自社で製造している制御盤(注)について、累計出荷数9,000面を達成しました。出荷達成記念となったのは、ベトナムのホーチミン市近郊で稼働中の天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)方式によるフーミー(Phu My)火力発電所における制御装置更新工事向けのものです。これを記念して、生産拠点である長崎工場(長崎市)では出荷式典を開催しました。

 当社では、1980年代から火力関連プラント運用の効率化・信頼性向上などに向けた制御システムの自社開発に着手。システムとしての高い信頼性と稼働率を十分に満たしつつ、火力発電設備メーカーが蓄積した豊富な運用ノウハウや制御技術を搭載した分散型制御システムである「DIASYS Netmation®」(ディアシス:Digital Intelligent Automation SYStemに由来)の設計・製作・検証を通じた高度インテグレーションに取り組んできました。

 その一環として、長崎工場では1993年にエレクトロニクス工場を竣工。制御システムの設計・検証設備も稼働させ、主として国内外の火力発電・地熱発電・石炭ガス化複合発電(IGCC:Integrated coal Gasification Combined Cycle)・燃料電池複合システム・海水淡水化などの設備向け、ならびに船舶向けなどに多数の納入実績を有しています。MHPSの強みは、システムの受注から納入先現地での調整・試運転・引渡しに至る全作業プロセスを通じて、顧客ニーズに密着したトータルソリューションを提供できることです。

 加えて、長崎工場では本年1月に国内外の発電プラントの遠隔サポートを行う「遠隔監視センター(RMC:Remote Monitoring Center)を開設。エレクトロニクス工場の制御システム検証設備と連携することで、手厚い試運転調整サポートやプラントモデルと組み合わせたシミュレーション検証を実施する環境を構築しています。

 MHPSは今後、予防保全として納入後10~15年を経過した制御システムの更新に加え、サイバーセキュリティ対策として、Windows OSのアップグレードや、より安全なシステムへの更新、さらには最新の高効率火力発電技術や発電設備の運用を最適化する当社デジタルソリューション「MHPS-TOMONI®」との接続を進め、システムの長期保守サポートを可能とする仕組みを構築するとともに、より安全で信頼性の高いプラント運用に貢献していきます。

【DIASYS Netmationの特長については、以下当社ウェブサイトをご参照ください】

  • 制御盤はプラント全体の機器を制御するもので、主に制御演算をするCPU盤と外部との入出力信号をインターフェースするための盤から構成されています。
MHPS長崎工場内にあるエレクトロニクス工場での出荷式の様子
MHPS長崎工場内にあるエレクトロニクス工場での出荷式の様子

以上