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中国・泰興市(江蘇省)の分散型発電所向けにH-25形ガスタービン2基受注
華潤電力グループの8万kW級天然ガス焚きGTCCプロジェクトで

◆ 泰興市内の虹橋工業団地で、2019年中に運転開始予定
◆ 哈爾浜広瀚燃気輪機(HGGT)を通じた中国向け受注は、累計3件5基に

2018年5月23日発行 第212号

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、中国の電力大手の華潤電力グループ(China Resources Power Group)が泰興市(江蘇省)に建設する火力発電所向けに、H-25形ガスタービンを2基受注しました。天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備2セットの中核機器となるものです。同発電所は、合計出力約8万kWで2019年中の運転開始を予定しており、地元工業団地の分散型電源として、電力ならびに製造プロセス用蒸気および空調用冷気の供給を担います。

 この発電所プロジェクトを推進する華潤電力(泰州)有限公司(China Resource Power Taizhou Co., Ltd.)は、華潤電力グループの全額出資子会社です。同発電所は、上海市の北西約200km、江蘇省都である南京市の東北東約100kmに位置する虹橋工業団地に建設。当社は、造船・船舶機械大手である中国船舶重工グループ(China Shipbuilding Industry Group)の哈爾浜広瀚燃気輪機有限公司(HGGT:Harbin Guanghan Gas Turbine Co., Ltd.)を通じて、設備一式を受注しました。

 今回の設備は、H-25形ガスタービン、排熱回収ボイラー、蒸気タービンなどで構成されるGTCC×2系列です。当社は、このうちガスタービン主機および補機を納入し、併せて、技術者を派遣して機器の据え付け・試運転の指導を手掛けます。

 H-25形ガスタービンは、長時間の運転実績により高い信頼性が確認されたヘビーデューティ型ガスタービン(注)です。Hシリーズのガスタービンは、1987年の初号機受注以来、国内54基、海外152基(今回含む)に達する豊富な実績と運用を誇っており、近年は特に工業団地向け分散型電源として高いニーズを獲得しています。HGGTを通じた中国向け受注は、今回が3案件目、累計受注数では5基目となります。

 GTCC発電は、ガスタービンでの発電に加え、その高温排ガスを利用して蒸気タービンでも発電ができ、化石燃料を使う発電の中で最もクリーンかつ高効率な方式です。従来の石炭火力と比較して最大約70%のCO2排出を抑制することができます。MHPSのガスタービンは高効率で業界をリードする存在です。

 当社は、高効率の大容量発電システムから中小型ガスタービンを活用した産業向け省エネシステムまでの火力発電向けフルレンジの製品群を擁しており、この分野のトータルソリューションを提供しています。今後も、大規模電源市場はもちろん、H-25形ガスタービンを代表格とする産業、分散電源市場向け省エネシステムにおいても積極的な営業を展開、多種多様なニーズに的確に対応し、各国・地域の経済発展と環境負荷低減に貢献していきます。

  • 一定の出力を維持して長時間連続運転することを前提として設計されたガスタービンで、手入れしやすく低い保守頻度で済むことが特徴のガスタービンです。

以上