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モンゴル最大の火力発電所のリハビリ工事を受注
設備の性能向上と寿命延伸を目指す

2016年2月8日発行 第84号

写真:石炭粉砕ミルのコア部品(ミルローラー)
石炭粉砕ミルのコア部品(ミルローラー)

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、モンゴルの国営電力会社である第四火力発電所(Ulaanbaatar Thermal Power Plant No.4, State Owned Stock Company)が運営する同国最大の石炭焚き火力発電所1~8号機のリハビリ工事を受注しました。同国のエンジニアリング最大手であるMCSインターナショナル社(MCS International LLC)と共同で取り組むもので、すべての工事が完了するのは2018年10月の予定です。

 今回のプロジェクトは、独立行政法人 国際協力機構(JICA)の円借款案件で、首都ウランバートルにある第四火力発電所が所有する8つの火力発電設備を対象に、関連設備の新設・更新を行って発電効率の向上を目指すものです。具体的には、5~8号機の石炭粉砕ミルのコア部品を更新することで長寿命化をはかるとともに、1~8号機にスーツブロワを追設して熱交換比率の低下を防ぎます。これらにより、燃費効率の改善をはかって、安定的な電力供給の実現に寄与していきます。

 石炭粉砕ミルは、石炭を微粉に粉砕するとともに粗粒をカットする装置で、ボイラーの高い燃費効率を実現。併せて、NOx(窒素酸化物)などの排出を抑制します。また、スーツブロワは、ボイラーなどに付着する煤やダストを除去する装置で、各種熱交換器の性能を維持します。

 モンゴルは、鉱物資源開発がリードする経済成長を背景に、首都周辺では電力需要が急増して、電力供給能力の強化が大きな課題となっています。しかし、その役割を担うはずの発電設備の多くはシステムの老朽化が進んでおり、その低い燃費効率や、それらに伴う環境への影響が懸念されていました。今回の改修工事は、これらの状態からの脱却を目指すもので、それにより、モンゴルの更なる発展に貢献していきます。

 当社は今後も、火力発電システム向けフルレンジの製品群とサービスを擁して、多種多様な市場・顧客のニーズに的確に応えていきます。

以上