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華能国際電力の熱電併給GTCC向けガスタービン2基を受注
中国向けM701 F5形の初受注

2015年9月29日発行 第70号

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、中国の電力大手である華能国際電力股份有限公司(Huaneng Power International Inc.)が新設する熱電併給ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備向けM701 F5形ガスタービン2基を受注しました。当社の技術供与先である重電機器メーカー、東方タービン(Dongfang Turbine Co., Ltd.)を通して供給するもので、最新鋭機であるM701 F5形ガスタービンの中国向け受注は今回が初めてです。

 今回の受注は北京市内で進められている華能北京火力発電所第III期建設工事向けで、熱電併給GTCC発電設備は第I期の石炭火力発電設備をリプレースして建設します。定格出力は約110万キロワット。冬場は運転を切り替えることで、電力に加えて最大約75万kWtの熱供給能力も発揮して、首都周辺の旺盛な電力と熱需要に応えていくこととなります。
 当社はこの第II期向けにもM701 F4形ガスタービン2基を納入しており、今回で同発電設備向けガスタービンの受注台数は計4基となります。

 熱電併給GTCC発電設備は、M701 F5形ガスタービン2基のほか、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などで構成されるもので、当社はこのうち、中核機器であるガスタービンの製作・供給を担当します。
 また、当社と東方タービンとの合弁会社である三菱重工東方燃気輪機(広州)有限公司が窓口となり、8年間の長期メンテナンス契約(LTSA)も受注する見通しで、近く正式に契約します。当社はこれに基づき、ガスタービンの定期検査に必要な部品供給や指導員派遣などを行っていくこととなります。

 M701 F5形ガスタービンは、運転時間累計22万時間超(注1)の豊富な実績を持つM701 F4形をベースに改良設計を加えたもので、同クラスで世界最高レベルのGTCC熱効率となります。高効率化によりCO2排出量を低減するとともに、高温化に伴うNOxの発生も従来機レベルに抑えて、エネルギーの有効利用と環境保全に寄与します。
 当社は今後も、東方タービンとともに、中国市場におけるM701 F5形ガスタービンのプレゼンスを高めて、営業活動を加速させていきます。

 華能国際電力は、同国最大の国有電力持株会社である中国華能集団公司の中核企業で、“中国5大電力”の1社です。設立は1994年。山東省、江蘇省、上海市など中国東部を中心に発電所の建設、運営、投資などを行うほか、同国全土の送電会社への売電も手掛けています。

 東方タービンは、四川省に本拠を置く、中国3大重電機器メーカーの一つです。当社とは2003年よりガスタービンで技術協力関係にあり、当社技術のライセンシーとしてこれまでに60基のガスタービンを受注(注2)、華能国際電力にも6基を納入しています。ただし、今回のM701 F5形ガスタービンは当社が製作して同社を通して供給するものです。

 GTCC発電は、化石燃料を使用した最もクリーンかつ高効率な発電方式です。当社は今後も、GTCC発電設備とそれを支える高効率中核機器の市場浸透に力を注いで、資源の有効利用と環境負荷の低減に貢献していきます。

  1. F4形累計時間。2015年7月末時点。
  2. 今回の受注を含まない数値。
既設 華能北京発電所
既設 華能北京発電所

以上