ページ内を移動するためのリンクです

米国最大 出力160万キロワットのGTCC発電所向けM501 J形ガスタービン3基を受注
VEPCOから 長期保守契約(LTSA)も締結

2015年5月15日発行 第60号

写真:MHPS J形ガスタービン
MHPS J形ガスタービン

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、米国有数のエネルギー企業であるドミニオン社(Dominion Resources, Inc.)傘下のヴァージニア・エレクトリック アンド パワー社(Virginia Electric and Power Company:VEPCO)から、グリーンズビルカウンティ(Greensville County)発電所向けM501 J形ガスタービン3基を受注しました。米国最大となる出力160万キロワットの天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備の中核機器となるもので、併せて、長期保守契約(LTSA)も締結しました。運転開始は2018年末の予定です。

 最新鋭のM501 J形ガスタービンは、当社の米国拠点であるMHPSA(Mitsubishi Hitachi Power Systems Americas, Inc.)を通して受注したものです。
 グリーンズビルGTCC発電所は、ヴァージニア州南部のグリーンズビル郡に建設されるもので、運転開始後は、地域の旺盛な電力需要に応えて、40万超世帯に電力を供給することとなります。

 今回のGTCC発電設備は、M501 J形ガスタービン3基、蒸気タービン1基、発電機などによって構成されます。当社はこのうち、ガスタービンを米国生産拠点であるサバンナ工場(ジョージア州)で製作して供給します。また、運転開始後は、長期保守契約に基づき、ガスタービンなどの保守・管理、代替部品の供給、およびリモートモニタリングなどを行って、設備の安定的な稼働を支援していくことになります。

 M501J形ガスタービンは、世界最高水準の高効率運転を実現することから、2009年の市場投入以来、国内外で順調に受注を拡大しています。現在までの受注累計は50ヘルツ用のM701J形も合わせて36基(北米向けは6基)、そのうちすでに17基が営業運転を開始しています。その結果、J形全体の累計運転時間は12万6,000時間超に達しています。今回の受注は、J形ガスタービンの優れた性能と信頼性、それにこの運転実績が高く評価されたことによるものです。

 VEPCOは、全米屈指のエネルギー事業会社であるドミニオン・グループの中核企業で、発電・送電・配電などの公益事業を手掛けています。
 当社がこの5年間で、VEPCO向け高効率・大容量ガスタービンを受注するのは今回で3件目です。2011年には、ウォーレンカウンティ(Warren County)発電所向けに、また、翌年の2012年にも、ブランズウィックカウンティ(Brunswick County)発電所向けにそれぞれM501GAC型ガスタービン3基を中核とするGTCC発電設備を受注しており、前者はすでに稼働中、後者も今年中に運転を開始する予定です。

 GTCC発電は、化石燃料を使用した最もクリーンかつ高効率な発電設備で、ガスタービンにより発電を行い、その排熱を利用して蒸気タービンでも発電することにより、省エネルギーとCO2排出削減を実現します。
当社は今後も、高い燃費効率を誇るJ形ガスタービンとGTCC発電設備の市場浸透に一層力を注いで、資源の有効利用と環境負荷の低減に貢献していきます。

以上