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ミャンマー向けH-25ガスタービン、発電機各2基を受注
ティラワ経済特区の電力インフラを支える

2015年3月6日発行 第50号

H-25 ガスタービン
H-25 ガスタービン

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、ミャンマー電力公社(Myanmar Electric Power Enterprise:MEPE)が新設する出力2万5,000キロワットの火力発電設備2系列向けH-25ガスタービンおよび発電機各2基を受注しました。ミャンマー最大の都市であるヤンゴン近郊で開発が進むティラワ(Thilawa)経済特区(SEZ)を支える電力インフラの中核機器となるもので、EPC(設計・調達・建設)を担当する住友商事に供給します。運転開始は初号機が2016年3月、2号機が2016年7月の予定です。当社は、ガスタービン、発電機の製作・供給のほか、技術者を派遣し、現地での指導に当たります。

 ティラワ経済特区の開発は、2012年12月に日本・ミャンマー両国政府が締結した協力覚書に基づき、2015年の開業を目指して両国の共同事業として進められているプロジェクトです。ヤンゴン中心部から約23キロメートルに位置するティラワ地区の広大なエリアを経済特区として開発し、海外直接投資を誘致して雇用創出や経済発展をはかるのが狙いです。そのため、電力などのインフラ整備が急務となっており、日本政府は技術協力や円借款などでこれを支援しています。今回の発電所建設もその一環で、複数ある同地域への電力供給事業のなかで経済性・納期面で優位な本商談を推進することになったものです。

 今回の火力発電設備は経済特区内に設置され、同区内向けに電力を供給することから、送電時のロスを最小化できます。また、高効率なガスタービンの採用は燃料使用量を従来より削減するとともに、CO2排出量も抑制して環境負荷を低減します。さらに、中型火力発電設備であるため、短期間での設備容量増大が可能です。これらの特徴はミャンマー政府の方針とも合致しています。

 H-25ガスタービンは、最新鋭の信頼性の高いヘビーデューティ型ガスタービン(注1)です。1987年に初号機受注以来、国内27基、海外133基(注2)を受注している実績が総合的に高く評価されました。

 当社は、火力発電システム向けフルレンジの製品群を擁して、発電分野のトータルソリューションを提供できるのが強みです。今後も、市場の多種多様なニーズに的確に対応しつつ、電力の安定供給と環境負荷低減を実現して、各国・地域の経済発展に貢献していきます。

  1. 重構造型と呼ばれるタイプで、信頼度が高く、保守頻度が低いことが特徴のガスタービン。
  2. 今回の受注を含まない数値。

以上