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韓国の熱併給発電プラント向けにGTCC発電設備を受注
最新鋭のM501J形ガスタービンを採用

2014年12月8日発行 第35号

写真:J形ガスタービン
J形ガスタービン

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、韓国のPOSCO建設や韓国東西発電(EWP)などが出資する特別目的会社、春川エナジー(Chuncheon Energy)が進める春川(Chuncheon)熱併給発電プラント向けガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注しました。最新鋭のM501J形ガスタービンを採用した出力47万kWの高効率GTCC発電設備で、EPC(設計・調達・建設)を担当するPOSCO建設に三菱商事とのコンソーシアムで供給します。運転開始は2017年5月の予定。これにより、M501J形ガスタービンの韓国向け受注は計14基となりました。

 今回の熱電併給プラントは、首都ソウルの東方約100キロメートルに位置する春川市に建設するもので、運転開始後は、新設する産業団地への電力供給に加え、近隣の新興住宅街への地域暖房用の熱需要に応えることとなります。

 GTCC発電設備は、M501J形ガスタービンのほか、蒸気タービンSRT-50、排熱回収ボイラー、発電機などで構成されるもので、当社はガスタービン、蒸気タービンなどの主要機器を製作・供給します。また、春川エナジーと長期保守契約(LTSA)も締結予定で、運転開始後は、ガスタービンなどの保守・管理、代替部品の供給、およびリモートモニタリングなどを行って、設備の安定的かつ高効率な稼働を支援していきます。

 M501J形ガスタービンはすでに累計運転時間が単体で18,000時間、J形全体では70,000時間超の運転実績のある最新機種です。世界最高水準の高効率運転を実現することから、2009年の市場投入以来、国内外で順調に受注を拡大しており、J形ガスタービンの現在までの受注累計は韓国向け14基および50ヘルツ用のM701J形も合わせて31基に達し、そのうち12基は営業運転を開始しています。今回の受注は、この高効率機の優れた性能と信頼性、それにこの運転実績が高く評価されたことによるものです。

 GTCC発電は、化石燃料を使用した最もクリーンかつ高効率な発電設備です。ガスタービンでの発電に加え、その高温排ガスを利用して蒸気タービンでも発電し、さらに一部の蒸気を熱供給にも利用できるのが特徴で、高い燃費効率でエネルギーの有効利用と環境負荷低減に貢献します。このGTCC発電にJ形ガスタービンを用いると、従来型石炭焚き火力発電と比べCO2排出量を約50パーセント低減することができます。

 当社は今後も、最新鋭機であるJ形ガスタービンとGTCC発電設備の市場浸透に一層力を注いで、資源の有効利用と環境負荷の低減に貢献していきます。

以上