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ポーランド向け褐炭焚き超々臨界圧火力発電所建設プロジェクト契約締結
ボイラーの低品位炭燃焼技術を適用

2014年7月17日発行 第18号

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、欧州の土建、エンジニアリング会社2社と共同で、ポーランド国営電力会社(Polska Grupa Energetyczna S.A.:PGE)傘下の発電会社向けにトゥルフ(Turow)褐炭焚き超々臨界圧火力発電設備建設契約を締結しました。出力は45万キロワットで、コンソーシアムへの発注総額は約1,100億円。当社独自のボイラーの低品位炭燃焼技術を駆使して、燃焼が困難な褐炭の効率的な活用をはかるプロジェクトで、運転開始は2019年半ばの予定です。

 今回のプロジェクトは、当社の欧州拠点であるMitsubishi Hitachi Power Systems Europe GmbH(MHPS-EDE、本社:ドイツ・デュイスブルグ)を契約者としたものです。ポーランドの土建会社(Budimex SA)およびスペインのエンジニアリング会社(Tecnicas Reunidas SA)とコンソーシアムを組み、同国南西部のトゥルフに褐炭焚き火力発電所を新設するもので、運転開始後は、ポーランドの堅調な経済成長に伴う旺盛な電力需要に対応します。

 今回の褐炭焚き火力発電設備は、ボイラー、蒸気タービン、復水器、発電機、計装・制御設備、脱硫装置などで構成します。当社およびMHPS-EDEは、これら主要機器の製作・供給から試運転までを担当し、コンソーシアム2社は土建・据付、電気設備などを手掛けます。

 ポーランドは世界有数の石炭資源大国で、総発電量の約9割を石炭火力に頼っています。石炭埋蔵量のうち大きな割合を占める低品位炭のなかで水分含有量の多い褐炭は、燃焼が非常に困難ですが、当社は優れた褐炭焚き燃焼技術を保有し、豊富な納入実績があります。
 褐炭焚き高効率ボイラーに脱硫などの環境装置を組み合わせた発電システムで、利用が限定されているこの褐炭を燃料として、環境にやさしく効率的な発電を実現します。

 当社は同国向け石炭火力発電設備において大きな実績を有しており、2012年には、電力会社エネア・ヴィトバルザニエ社向け出力100万キロワットの超々臨界圧石炭火力発電設備一式を受注(現在建設中)しているほか、脱硫装置も多数納入しています。今回の受注はこれらの実績と技術が高く評価されたことによるものです。

 PGEは、ワルシャワに本社を置くポーランド最大の国営電力会社です。所有発電設備容量は1,286万キロワット、国内電力供給シェアは約38パーセント、従業員数約4万1,000人で、創業は2007年です。

 当社は今後も、高効率超々臨界圧ボイラーの低品位炭燃焼技術を活用し、石炭火力発電設備の需要増加が期待される東欧、ロシア、トルコ、インドネシアなど広範な国・地域で積極的な営業を展開していきます。

完成予想CG
完成予想CG

以上