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ブラジルの製紙パルプ大手から大型ボイラー設備2缶を受注
CBC重工業 世界最大級容量の回収ボイラーと高性能バイオマス焚きボイラー

2014年3月20日発行 第3号

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)グループのブラジル現地法人であるCBC重工業株式会社(CBC Indústrias Pesadas S.A.:CBC、社長:木村 学)は、同国の大手製紙パルプメーカーであるクラビン社(Klabin S/A.)から世界最大級の容量を持つ回収ボイラーと高性能・大容量バイオマス焚きボイラーを同時に受注しました。クラビン社が新設する世界最大級の製紙パルプ工場(クラビンプーマプロジェクト)の中核設備となるもので、2016年2月末までに引き渡す予定です。

 大型ボイラー設備2缶を供給するのは、パラナ州オルチゲーラ(Ortigueira)地区に建設される最新鋭工場で、大型ボイラー2缶は、年間150万トンに達する同工場のパルプ製造を支えることとなります。

 そのうち、回収ボイラーは、ボイラーの燃料となる黒液(パルププロセスで発生する液体)の処理能力が固形物換算で7,000トン / 日と、世界最大級の容量を持つ高効率ボイラーです。日本国内の製紙パルプ工場の最大容量は2,700トン / 日ですが、近年世界の最新鋭工場は同5,000トン / 日超の容量が趨勢となりつつあります。今回の大容量回収ボイラーはそのような需要に応えるものです。

 もう一つのバイオマス焚きボイラーは、パルプ用木材に付随して発生する間伐材や木皮、廃材などのバイオマス燃料(木質燃料)を高効率で燃焼するもので、CBC社独自の流動床(Bubbling Fluidized Bed:BFB)技術を採用しているのが特徴です。ボイラーの蒸気発生量は280トン / 時で、バイオマス燃料を利用するボイラーとしては、同国最大容量クラスです。
 CBC社は今回、ボイラー本体のほか、燃焼装置や煙突などの周辺機器も供給します。また、ターンキープロジェクトとして輸送や現地据付け、試運転指導なども担当します。

 ブラジルは、ロシアに次ぐ世界2位の面積を持つ森林大国で、豊かな気候条件の下、高い森林生産率を誇って紙の原料となるパルプの一大生産地となっています。近年、同国では、複数の紙パルプ会社が、超大型のパルププラントを相次いで完成、あるいは建設中ですが、クラビン社の本プロジェクトが商用運転を開始する2016年時点において、ブラジルは、アメリカ、中国に次いで世界3位のパルプ生産大国となる見通しです。

 CBC社は、サンパウロ州ジュンジアイ市に本社を構える同国最大のボイラーメーカーです。創業は1955年。1963年に三菱重工グループが資本参加して以降、すでに半世紀以上の歴史を持っており、ブラジルの製紙パルプ業界はもちろん、石油精製・化学業界、製鉄業界、砂糖アルコール業界などのインフラ構築にも大きく貢献しています。

以上