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ボイラーソーダ回収ボイラー

ソーダ回収ボイラーは、製紙工場のパルプ製造プロセスで副生される黒液を燃焼させるバイオマスボイラーです。

黒液は木質チップ由来で再生可能エネルギーと位置付けられている燃料です。

ソーダ回収ボイラーは、この黒液を燃焼させることで得られる熱エネルギーの有効利用だけでなくパルプ製造過程で再利用するナトリウム成分(ソーダ成分)の回収も行っており、パルプ製造工場の中で重要な役割を担っております。

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)ではこのようなソーダ回収ボイラーを1951年に納入して以降、半世紀以上に渡って100機以上納入しており、この分野でのリーディングカンパニーであり続けています。

概要

高圧高温蒸気条件

当社は1983 年に世界で初めて10 MPa × 500 ℃の高い圧力・温度の蒸気を発生させるソーダ回収ボイラーを開発納入しました。

高圧高温の蒸気を生み出すことにより,タービン発電設備での発電効率向上に貢献しております。

現在までに納入した最高の蒸気条件は蒸気圧力13.3MPa、蒸気温度515℃であり,これは現在もソーダ回収ボイラーでの世界最高の蒸気条件です。

腐食対策

ソーダ回収ボイラーでは,他の化石燃料焚きボイラーよりも火炉壁管や過熱器管が厳しい腐食環境に晒されております。

このような厳しい腐食環境は,燃料である黒液に含まれる塩素、カリウム、ナトリウム、硫黄分によるもので、当社の回収ボイラーでは次のような腐食対策を採用することで,ボイラー設備の信頼性・耐久性の向上を図っております。

火炉壁管
25Cr肉盛による被覆
過熱器管
25Cr鋼管の採用

低NOx 燃焼

従来の1次~3次空気に4次空気を加えた多段空気投入方式を採用し、火炉内で局部的な空気過剰な領域をなくすことにより、低NOx 燃焼が可能です。

納入実績

納入先
丸住製紙株式会社 大江工場 汽力発電所
プラント
8号回収ボイラー
最大連続蒸発量
179t/h
黒液処理量
1,200t/日 (固形物換算)
蒸気条件(過熱器出口)
蒸気圧力
10.79MPa
蒸気温度
515℃
主燃料
黒液、重油
運転開始
2007年

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