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火力発電設備の運転最適化へICTサービス「MHPS-TOMONI」の提供を開始
顧客との緊密な連携を重視したデジタルソリューション

2017年3月9日発行 第149号

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、ICT(情報通信技術)の活用により火力発電設備の運転を最適化する革新的なデジタルソリューションサービス「MHPS-TOMONI(トモニ)」の提供を開始しました。設備提供メーカーである当社と、設備運用者である顧客の緊密な連携を重視し、高度な計装機器を備えた最新鋭のデジタル発電設備が持つ利点を最大限に活かすことにより、運転および保守(O&M)コストの最適化と環境性能の向上につなげます。

 当社が提供するMHPS-TOMONIは、発電設備の運用に携わる顧客それぞれが持つ課題を解決するために当社が開発した総合的なデジタルソリューションのアプリケーション群で構成されています。電力業界向けに特別に開発されたもので、当社が数十年にわたり培ってきた火力発電に関する革新的技術や専門知識、O&Mノウハウのほか、顧客とのパートナーシップに基づくビッグデータ解析やAI(人工知能)技術などのICTが活用されています。ICTを活用して発電設備の効率および信頼性を高めるためには運用者である顧客との連携と当社の熟練技術者の洞察力の組み合わせが不可欠であるとの認識に立ち、“顧客と一緒に働く”ソリューションの提供に重点を置いています。

 当社の社長兼CEOである安藤健司は次のように述べています。「MHPS-TOMONIは、複雑なパズルを解くために、ビッグデータを的確に分析するとともに、人間の洞察力を活用します。当社と顧客が協力して取り組むことにより、発電設備の最適化と柔軟な運用を実現します。顧客やパートナー、社会を尊重することが日本の文化であるように、MHPS-TOMONIは、電力コストを引き下げるだけでなく、火力発電設備における化石燃料の使用量を削減し、地球環境の保護にも貢献することができるデジタルソリューションです。」

 MHPS-TOMONIには、他のソリューションサプライヤーとの違いが反映されています。当社は顧客との緊密なパートナーシップを大切にしており、顧客との信頼関係が、当社の火力発電設備における高い効率および信頼性に関する記録的な実績達成に寄与しています。安藤社長は「私たちは技術力を強化して成果を共有するため、数十年にわたり世界中の顧客と手を携えて取り組んできました。これは文字通り“一緒に”を意味するMHPS-TOMONIの背景にある考え方であり、世界中の企業、顧客、エネルギーユーザーと連携することがいかに有益かを示しています。当社は将来の発電設備のさらなる効率的な運用の実現に向けて、この取り組みを加速していきます」と語っています。

 当社のデジタルソリューションは、1980年代の初めに高度なボイラー燃焼管理システムを業界に先駆けて開発したことに始まります。設備のデータ収集とデジタル化は、1997年に高砂工場で発電実証設備(通称T地点)の運営を開始したのを機に本格化しました。1999年には顧客の発電設備を遠隔監視する最初の施設を開設し、顧客と協力しながら、設備の信頼性や運用性を検証するツールとして活用してきました。

 当社による発電設備の運用に関わる顧客を対象としたMHPS-TOMONIのサービス提供開始により、三菱重工グループのAI・IoT(モノのインターネット)技術によるエネルギーソリューション「ENERGY CLOUD® Service」はますます進化し、エネルギーに関する様々な課題解決を実現します。

 MHPSは今後、一層顧客と緊密に連携しながら火力発電設備の効率的運用を探求していきます。

以上