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米国 テナスカ社向けM501 J形ガスタービンおよび発電機各2基を受注
併せて、長期メンテナンス契約(LTSA)も締結

2016年4月20日発行 第101号

写真:M501 J形ガスタービン
M501 J形ガスタービン

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、米国のエネルギー関連大手、テナスカ社(Tenaska, Inc.)が建設する出力92万キロワット級のウエストモアランド(Westmoreland)発電所向けM501 J形ガスタービンおよび発電機各2基を受注しました。同発電所を構成する天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備の中核機器となるもので、併せて、長期メンテナンス契約(LTSA)も締結しました。運転開始は2019年6月の予定です。

 今回のプロジェクトは、当社の米国拠点であるMHPSA(Mitsubishi Hitachi Power Systems Americas, Inc.)を通して受注したものです。
 GTCC発電設備は、ペンシルバニア州のウエストモアランド郡に建設するもので、運転開始後は、地域の旺盛な電力需要に応えて、90万超の世帯に電力を供給することとなります。

 今回のGTCC発電設備は、M501 J形ガスタービン、発電機各2基のほか、蒸気タービン1基、排熱回収ボイラーなどで構成されます。当社はこのうち、中核機器となるガスタービンと発電機各2基を供給します。このうち、ガスタービンの製作はMHPSAのサバンナ工場(ジョージア州)で行います。
 また、運転開始後は、LTSAに基づき、ガスタービンなどの保守・管理、定期点検用の部品の供給、および運転の遠隔監視サービスなどに当たることとなります。

 J形ガスタービンは世界最高水準の高効率運転を実現する当社の主力機器です。2009年の市場投入以来、国内外で順調に受注を拡大しており、その受注累計は、50ヘルツ用のM701 J形も合わせて43基に達しています。そのうち19基は営業運転を開始しており、その累計運転時間はJ形全体で22万時間を超過しています。なお、北米でのJ形ガスタービンは、テナスカ向けを含め計10基となります。
 今回の受注は、この高効率機の優れた性能と信頼性、それにこの実績が高く評価されたことによるものです。

 テナスカ社は、1987年に設立されたネブラスカ州に拠点を置く独立系発電事業者(IPP)です。傘下に多数の事業会社を収めながら、発電事業のほか、電力売買、天然ガス開発、エネルギー関連サービス事業を手掛けています。

 GTCC発電は、化石燃料を使用した最もクリーンかつ高効率な発電方式です。ガスタービンでの発電に加え、その高温排ガスを利用して蒸気タービンでも発電するのが特徴で、高い燃費効率でエネルギーの有効利用と環境負荷低減に貢献します。このGTCC発電にJ形ガスタービンを用いると、従来型石炭焚き火力発電と比べCO2排出量を約50パーセント低減することができます。

 当社は今後も、最新鋭機であるJ形ガスタービンとGTCC発電設備の市場浸透に一層力を注いで、資源の有効利用と環境負荷の低減に貢献していきます。

以上