ページ内を移動するためのリンクです

WHY

MHPSが世界一を目指す理由

三菱日立パワーシステムズは火力発電システム世界No.1を目指して三菱重工と日立製作所から生まれた新会社です。
なぜ、日本を代表する企業同士であり、世界市場で競うライバルでもあった2社が手を結んだのか?
理由はただひとつ。激化するグローバル競争を勝ち抜き、火力発電システム市場における世界No.1のポジションをめざすため。
世界トップクラスの技術で世界を変える。その戦いはすでに始まっている。

02 TECHNOLOGY
MHPSが世界に誇る最先端技術5選

三菱日立パワーシステムズ(以下MHPS)は「火力発電・環境技術で地球の未来を明るくする」というビジョンを掲げ、実際に数多くの最先端技術を世界のプラントに納入しています。中でも、MHPSが世界をリードする5つの最先端技術を紹介します。

超々臨界圧ボイラ・タービンプラント

超々臨界圧ボイラ・タービンプラント

通常、水は100℃で沸騰してしまいますから、それ以上の温度にはなりません。しかし、大気圧の約220倍という高圧下では374℃に達するだけでなく、沸騰という現象がなくなり、水は水蒸気に連続して変化するようになるのです。これを臨界点と呼びます。
火力発電プラントでは蒸気温度、蒸気圧力が高いほど効率が高くよくなるため、その歴史は高温・高圧への挑戦でした。そして現在ではボイラ内部を大気圧の約250倍以上、蒸気温度を593℃以上にまで高めた超々臨界圧発電が主流になっています。
近年、さらに発電効率を高めるため、蒸気温度を約700℃にまで上げる先進超々臨界圧(AUSC)の実現に向けて技術開発が進んでいます。この温度になると650℃前後が適用限界といわれた耐熱鋼(耐熱性能を高めた鉄材)では耐えられないため、ボイラやタービンの素材そのものから検討し直さなければなりません。また臨界状態の水は反応性が増し、腐食しにくい金までも酸化させてしまうほどなので、取り扱いにはかなり高度なノウハウが必要になります。
MHPSは早くから超々臨界圧発電用のボイラとタービンの開発に取り組んでおり、この分野ではもっとも進んだ技術をもっています。

ガスタービンコンバインドサイクル発電(GTCC)

図:1人当たりの電力消費量(地域別)

ガスタービンコンバインドサイクル発電(GTCC)とは航空機のジェットエンジンと同じような構造のガスタービンと、通常の火力発電に用いる蒸気タービンを組み合わせた複合型の発電方式です。最初に圧縮空気の中で天然ガスなどの燃料を燃やしてガスを発生させ、その圧力で高効率ガスタービンを回して発電を行います。さらに、そこから出る排ガスには、まだ充分な余熱があるため、その余熱を使って水を沸騰させ、蒸気タービンによる発電を行います。
最大の特長は、同じ量の燃料で通常の火力発電よりも多くの電力をつくることができる点で、相対値で約20%高い効率を達成できます。したがって、その分、CO2排出量の低減にもつながるのです。
MHPSのGTCCプラントは関西電力の堺港発電所や東北電力の仙台火力発電所、また国外にも数多く導入されており、燃料から電力へのエネルギー変換効率は約58%になります。これは50年前の火力発電の2倍近い燃費のよさであり、つまりGTCCの技術開発によって人類は2倍の電力を手にいれることができるようになったのです。

環境プラント

環境プラント

火力発電の主要な燃料である化石燃料を燃焼すると大気汚染物質である煤塵、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)が発生します。これらが大気中に放出されると酸性雨や健康被害などの原因となることから、発電所や工場ではこれら大気汚染物質を除去する環境対策装置(脱硝装置、電気集塵機、脱硫装置等)が不可欠です。
日本では環境装置の導入が進み、世界でもトップレベルの大気環境規制値をクリアしています。MHPSは日本における排煙処理技術のパイオニアとして1960年代から火力発電所向けの環境対策装置を設計・納入しており、日本国内のみならず世界各国で1700基以上の脱硝装置、300基を超える脱硫装置という、世界屈指の納入実績を誇っています。
現在も世界各地の発電プラントにおいて、日本の最新鋭の環境技術を各国の燃料事情や周辺環境に適した形で展開しており、全ての環境装置を総合排煙処理システムとして一括して供給できる、世界でも類を見ない企業です。

石炭ガス化複合発電(IGCC)

石炭ガス化複合発電(Integrated coal Gasification Combined Cycle)は石炭をガス化し、ガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)と組み合わせることで、従来型石炭焚き火力発電に比べて発電効率が20%(相対値)向上でき、CO2などの排出を抑制できることから、高い環境性を有する次世代火力発電の主流になっていくものと期待されています。MHPSはIGCCの主要設備である石炭ガス化炉を自社で開発・生産でき、またガスタービン、蒸気タービン他GTCC設備と合わせて一貫して供給が可能な、世界でも数少ないメーカです。
IGCCは既に発電出力250MW級の実証試験を完了し、日本発の商用運転を開始した他、CO2分離回収を検証する実証機の建設も開始されています。
MHPSはこれらの新技術開発についても積極的に取り組んでいます。

石炭ガス化複合発電(IGCC)

プラント建設技術(EPC)

プラント建設技術(EPC)

MHPSはボイラ、タービン、発電機などの主要機器のみならず、さまざまな周辺機器も含めてあらゆる発電所構成機器を設計・製造できるメーカーです。そして、プラント建設に関する全工程を自社で行うEPC事業者でもあります(EPCとは「Engineering:設計、Procurement:調達、Construction:建設」の略で、これらのすべてを行える企業は国内ではMHPSだけです)。
プラント建設の機器選定においては、お客様のニーズに合わせて自社製品はもちろんパートナー会社の製品を導入することもあり得ます。世界中のどのような機器の組み合わせにも対応できる能力を有し、土木建築や、機械据付、電気計装施工、さらに建設後の試運転、引き渡し後の保守サービスまでも一貫して対応できる高度な技術力とプロジェクト遂行能力を備えているのは、単一企業としては世界を見渡してもMHPSだけだと言えます。