プラント制御監視システム

制御システム

概要

DIASYS Netmation / DIASYS Netmation4Sは、小規模なプラントから火力発電所のような大規模なプラントまで、お客様の要望に沿った自由な構成が可能なシステムです。
プラントメーカーだからこそ、信頼性を追求したシステムでお客様の利益に貢献します。
また、プラント運転を支援する豊富なオプション製品もご用意しています。

特長

システム冗長化による高信頼性

CPU、電源、ネットワークの冗長化により、システムの信頼性を確保しています。
万が一CPUが異常となっても、プラントの制御に支障を来さず他系へと切り替わります。

オンライン保守による稼働率の維持

稼働中の制御装置を停止することなく、制御ロジックや、各種パラメータ値変更が可能です。変更部分以外の制御機能に影響を与えず、お客様設備の稼働率を維持します。

ストレスフリーな操作性

オペレータステーション(OPS)は自身でデータを保持せず、マルチプルプロセスステーション(MPS)に蓄えられたデータを参照しています。これによりOPSの処理が早く済み、系統図やロジックからの画面遷移にストレスを感じさせません。

既存施設を利用した遠隔監視を実現する低負荷通信

DIASYS Netmation / DIASYS Netmation4Sでは、MHIカード通信という低負荷通信プロトコルにより、OPSとMPS間の1台当たりの通信容量を32kbps以下まで抑えることが可能です。

MHIカード通信により、マイクロ波やPHSなどの既存インフラを利用した遠隔監視を構築することができ、通信インフラの設置コストを削減できます。

システム構成

Plant Control and Monitoring Systems-jp01.png
プラント制御監視システム構成図

基本構成

オペレータステーション(OPS) 監視・操作用の端末です。
アクセサリーステーション(ACS) データ収集及び帳票の作成を行う端末です。
保守ツール(EMS) システムの構築と保守管理を行うエンジニアリング機能です。
マルチプルプロセスステーション(MPS) プラントの現場に設置される計器や他装置との入出力やプラントの自動制御、各種演算処理をする制御装置です。
コンパクトプルプロセスステーション(CPS) MPSの持つ機能はそのままに、よりコンパクト且つ小規模システムに適した制御装置です。
ネットノードプロセスステーション(NPS) CPSのコンパクトさとMPSレベルのパフォーマンスを兼ね備えた制御装置です。
ディペンダブルプロセスステーション(DPS) MPSが持つ機能をさらに強化し、汎用制御に加え、保護回路として、機能安全規格(IEC61508:2010)へシステム拡張が可能な制御装置です。