国内某工場 ガスエンジン発電プラント

概要


国内の大規模工場様が、受電量軽減を目的としてガスエンジン5台を導入いただきました。5台セットで計25メガワット強の発電出力は、ガスエンジン発電設備としては大規模クラス。ほぼ全自動の電力台数制御を導入した初めてのお客様です。

導入背景・課題

お客様は受電量軽減を目的として、ガスエンジン5台を導入いただきました。

しかし、所内負荷が瞬間的に急激に変動するため、30分内の同時同量(受電量一定制御)を実現する必要がありました。また、工場負荷は時間帯、昼休み、工場休憩時間等の様々な要因で大きく変化するため、エンジンの台数制御を小刻みに行う必要があり、エンジンの細かい制御が要求されました。

導入成果・効果

DIASYS Netmationを導入し、制御言語IDOL++で制御ロジックを作成。ほぼ全自動の電力台数制御を実現し、オペレータの介在がほとんど無くても、急激な負荷追従を可能としました。この電力台数制御により、エンジン5台あるにも拘わらず、オペレータコンソールは一面のみとすることができました。

システム構成


エンジン1台ごとにプロセスステーション(MPS:Multiple Process Station)1台で制御。入出力モジュールを、エンジン室内の盤内に格納するリモートI/Oとする事で、配線を最小化し、コストダウンを実現しています。
台数制御用には、共通のMPSを1台使用しています。

システム構成

構成機器・仕様